tomatoyoko.gif (61032 バイト)    阪神間(西宮市−甲子園界隈)の賃貸住宅 と分譲マンションのトラブル回避のヒント集、 マンスリー マンションを掲載. リンクフリー

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議員立法の意義
 

 

議員立法の意義は大きい 定期借家権創設を推進した法政大学教授 福井秀夫

定期借家権創設の必要性を強く意識したのは今から十年前。建設省住宅局市街地住宅整備室の課長補佐時代に住宅宅地番の大都市住宅対策に関する答申を起草した時だ。

 「日本の都市問題には借地借家法が深く起因しているが、民法周りのことは法務省ががっちりと握っていて改革が出来ずにきた」  自民党衆議院議員の保岡興治氏とスクラムを組み、同じ考えを持つ学者グループを組織し、実証的研究と理論武装を重ね、業界にも働きかける活動を続けてきた。

 「保岡さんという希有(けう)な政治家がいなければ議員立法による定期借家権は実現しなかった。反対した勢力の大半が法律家だったが、彼らは法の解釈のプロであっても定期借家権の政策効果についてはまったくの素人だ。にもかかわらず、定期借家権ができても良質な賃貸住宅の供給は増えないといった経済判断で論争を仕掛けてきた」

 「日本の全法律・全条項の中で紛争事例が最も多いのが正当事由。法律家がそれによって多大な学術業績や経済的利益を得ていたことは客観的事実だ。しかも、彼らは借家人の保護を主張するが、その結果潜在的借家人の利益が奪われ続けてきたことを認めようとしない。定期借家権は借り手のためにこそつくりたかった」

 九六年三月に建設省を辞め、法政犬学教授に転身した。

 「建設者も自由で面白かったが、二年ごとに担当が変わるので一つのテーマに打ち込むことはできない。学者なら良心のみに制約されるだけなので魅力だ」

 「次は競売法制改革に取り組みたい。さらに都市計画、建築規制、土地収用、土地税制など快適な都市空間創出のために改革すべきテーマは山積している。薄く広がった民意を反映させ、市場の歪みをただしていくためには役所主導ではだめだ。パラダイムの変換のためには議員立法を増やすしかない」  奥さんは静岡大で日本史を教えていて単身赴任。二人の小学生を学校に送り出してから仕事にとりかかる。趣味は料理とバッハ音楽の鑑賞・フルート演奏。三重県出身、東大法卒。八一年建設省入省。四十一歳。(信) 住宅新報より 2000/01

 

 

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