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生命保険のヤミ
 

 

生命保険のヤミ  2005/10/11

  日本の生命保険は、すごい。 日本の人口が世界人口に占める割合は、2%なのに、生命保険料の占める割合はなんと30% @p4。これだけ生命保険を掛けていながら、世界一の長寿で、生命保険が貰えなくなってから死亡する確率がこれほど高い国民はいない訳だ。この不景気で、経団連の奥田会長が生命保険や共済の見直しを提言 p29したのは、納得。
 国民の所得に対する保険金の割合は、日本が5.5倍 米が2倍 英が1.23倍 独が0.82倍  Dp15
 家計への負担を考えると、年収の3年分が現実的な限度であり、しかも災害での死亡は4.1%の確率しかないので、災害死亡保険金は重視せずに、普通死亡保険金に注目するのがまっとうな考え方。 Dp39


   さらにこれだけお金をかき集めていながら、生命保険会社の破たんした場合の責任準備金の資金も現在は枯渇 p267している。そして金利が上昇すれば暴落する可能性の高い国債をジャンジャン購入している無神経さは、資産運用のプロとは言い難い行いであります。A生命保険会社のTV広告費は、年間300億円突破とのことp8。歴史ある生命保険会社ほど 株と土地の値下がりという、過去の膨大な負債を抱えながらの営業です。死差益をあげるために審査を厳しくという基本的な流れは、今後強まる可能性大ですDp22。ちなみに日生の逆ざやは年間2900億円Ep12 明治安田生命保険の保険金不払い問題」は、たまたま起きた事件というのではなく、「歴史ある生命保険会社たち」の身に染みついた習性と捉えるべき実態なのかもしれません。土地・不動産の暴落の負担過去の高率の予定利率(平成5年までは、年率4.75%以上)の負担は、すべてこれから新規に加入する契約者の保険料の高額化と、これから保険金を受け取る契約者の審査の厳しさに反映されてくることを覚悟しておくべきでしょう。

  病気や事故で入院した場合の治療費については、まず健康保険の高額療養費制度 @p82(入院治療費の月額の負担額が72,300円を超えた場合は、基本的に全額が健康保険から補われるという、すばらしい制度です=高額所得者は14万円にアップします=)を 一切説明せずに医療保険の説明だけをするという営業の仕方は、詐欺まがいといわれてもしかたないでしょうに・・・・・

  今のリスクに対して、お金を注ぎ込むと、老後のお金が無くなるというリスクを背負い込むことになります。将来の年金受給があてにならない 今の日本で、果たしてそれでいいのでしょうか? 
 生命保険の生涯の支払い保険金が、37年間として、世帯当たり推定1300万円(35万/年)といいます 。(貯蓄である個人年金保険(18万/年)を除いて) Ap84
  そのお金があれば、どれほど豊かな老後が送れるか考えてみてください。これからの
年金の薄い老後を迎えるに当たって。
 

もし所帯主が亡くなったら?=遺族年金の額 @p56を精査して、それから本当に必要な額を算出して、生命保険を考えるべきです。

  とにかく、保険の料率は、保険会社側の安全を見て、保険料・掛け金の支払いが多くなる様に 見積もられていますから、余分に掛けると必ず契約者が損をする確率が高くなるのです 。
  そしてその余分の支払いが現在の生活を犠牲、さらに老後の蓄えが 少ないリスクを背負うことになる現実をよく考えてみてください。

  転換という詐欺手法について1990/3から1993/3の間に加入した保険を2001/4以降に「転換」させられていたら、それは予定利率の引き下げを本人に知らせずに行われた 組織ぐるみの詐欺の可能性があります。つまり予定利率5.5%の高金利だった保険契約が、1.75%以下という低金利に変えられているのです。前契約の予定利率と新契約の予定利率 低下の説明は当然あってしかるべき大きな損得勘定なのですから。Bp18

  現在の充実した健康保険労災 @p102のある日本では、生命保険がホントに必要か否か、疑うことから始めなくてはなりません。保険料 の支払いが多くて、現在の生活レベルを低くしすぎていませんか Cp28

みなさんも、下記の参考文献を読まれて、慎重に生命保険を見直されることをお奨めします。もし相談されるなら、生命保険を扱わない有料の独立系のファイナンシャルプランナー(FP)に相談されることをお奨めします。無料の金融機関系のFPは、ダメです。 客観的なセカンドオピニオンは、この場合とても大切です。事は、何十万円とか何百万円の問題ですから。
 

一般的に合理的な選択として、65歳までの掛け捨ての保証しか無い代わりに掛け金が安い県民共済 等に加入し、65歳以降の老後の保障は自らの貯蓄で行うのは、全体のバランスがとても良い例です。
注:共済は、根拠法に基づいて合法的に運用されている共済を選ばないと怖いものがあります。
  今、怪しい共済がチマタにあふれていますので、ホントに気を付けてください。

※2005年10月9日の日経新聞の記事によると、この「高額医療費制度」の対象になる患者の3/4がこの制度を利用していない事が統計上推測されることが載っています。つまり=病院や診療所などが発行する診療報酬明細書(レセプト)への支払い状況(2003年6月審査分)をもとに同協会が計算したところ、一般医療費に占める高額医療費の割合は7.2%。ところが実際に還付された高額療養費(2002年度)の占める割合は1.7%にすぎないという。高橋次長は「本来、高額療養費の対象となる患者の四人に三人は制度を利用していないことになる」と話す。=これは由々しき問題ですよね。私の所に来ていた生命保険のセールスマンに聞いたところ、1人は、この「高額医療費制度」のことを全く知らなかったですし、もう一人もいくら以上の支出が免除になるか知らなかったのです。
 となると、生命保険会社は、故意にこの「高額医療費制度」のことは言わないで、不安を煽り、不用意に高額の医療保険特約を付けさせていると思われます。広い意味での詐欺だよねこれは。

参考文献
  @ 「 生命保険はこうして選びなさい 」         ダイヤモンド社+生活設計塾クルー
  A「 知ってとくする数字のからくり=生命保険 」   マネーライフナビ  技術評論社
  B 「 あなたの生命保険の損か得か教えます 」    三田村 京     中経出版
  C 「 図解 わかる生命保険 2005−6 」      ライフプラン研究会 新星出版社
 
 D 「 やっぱりあぶない生命保険の選び方」      藤原 龍雄        三五館
   
E 「県民共済グループ 躍進の研究」         小野桂之介  東洋経済新聞社        
上記参考文献の色とページが対応しています。上の2冊が特にお奨め。

ということで、私は、生命保険を止めました。       ファイナンシャルプランナー 西岡儀和

 

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