tomatoyoko.gif (61032 バイト)    阪神間(西宮市−甲子園界隈)の賃貸住宅 と分譲マンションのトラブル回避のヒント集、 マンスリー マンションを掲載. リンクフリー

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根本煩悩 三毒
 

 

業(カルマ)

晴れている日に、「あ、晴れてるなんて、いやだな」と感じる、その感情の背景には、過去無限にわたる瞋恚(イカリ)の業(カルマ)があります。その静急にポップアップしてきた結果、「あ、晴れてるなんて、いやだな」となるわけです。

同じ「晴れ」が、別の業(カルマ)を背景にしている人にとっては、「あ、晴れだ」さわやかで気持ちいいな」になることもあるわけですし、同じようにさわやかに感じる人でも、誰ひとりとして同じさわやかさを感じるわけではありませんちょっとさわやかに感じる人もいれば、うれし泣きしたくなるほど感動しちゃう人すらいるかもしれません。

このように、わたくしたち裏から操っている潜在力、それが業(カルマ)です。そして、業(カルマ)のうち、負の業(カルマ)をつくるもので、もっとも強力なのが、煩悩の中の根本煩悩、貪欲(ヨクボウ)瞋恚(イカリ)愚痴(まよい)です。

根本煩悩 三毒

貧欲(よくぼう)、瞋恚(イカリ)、愚痴(まよい)、この三つは、心を汚染してストレス源になるということから、仏道において三毒と名づけられています。

煩悩は数多くありますけれども、いかなる煩悩も、この、貧欲(よくぼう)・瞋恚(イカリ)、愚痴(まよい)、言い換えれば、欲望か嫌悪感か迷妄という三毒が組み合わさることによって発生いたします。ゆえに、この三毒をもって根本煩悩と名づけることができるのです。

煩悩とは、「煩」(わずら)わせ「悩」ませると書きますように、まさにわたくしたちの心身にダメージを与え、ストレス源になる毒素です。欲望がないと頑張れないじゃないか、とお思いでしょうか。

いえ、欲望と意欲は、別物です。欲望や怒りの煩悩エネルギーを燃料にして無理に頑張りますと、アドレナリンが身体を刺激します。アドレナリンの過剰な分泌は、後に強いストレスを残し、心身をぐったりさせてしまいます。

煩悩とはすべて、心が頭でつくり出す幻のようなものです。すなわちそれらは、現実の目の前にあるリアルな感覚を離れて、脳内で欲。怒。迷をクルクルと回転させる、脳内自慰のようなものとも申せましょう。

煩悩こそがリアルな現実だとお考えでしょうが、実際は、煩悩が外から入ってきた情報をねじ曲げ、わたくしたちを、現実(リアル)から遠ざけ脳内物語(ストーリー)へと引きこもらせてしまうのです。

誰もが、自分の脳内に引きこもって煩悩にふけるのが大好きです。しかしながら、誰もが他人の脳内引きこもり、すなわち他人の煩悩は大嫌いです。

つまり、他人が「欲」で自分に対して過剰に求めてきたり、「怒り」で責めてきたり、あるいはいっしょにいるのに「迷い」ゆえに心ここにあらずといった風合いで、こちらの話を聞いてくれなかったりすると、誰だって腹が立つ、すなわち「怒り」の煩悩を刺激されるものです。

このシンプルな真実に気づいて、脳内引きこもりから脱出しましたら、対人トラブルなんてゼロにできるという道理です。

三毒と回転、反発。

引力エネルギー

三毒のうち根本の煩悩エネルギーは、愚痴(まよい)です。目の前の現実がつまらないからといって、集中せずに脳内物語へと逃避しようとしてさ迷う力です。この逃避の煩悩エネルギーは、脳内でクルクルと回転し続ける妄想の回転エネルギーともいえ、この回転エネルギーをベースにして、残りの二つの煩悩、瞋恚(イカリ)もしくは貧欲(よくぼう)のエネルギーが発生いたします。

愚痴(まよい)が回転力であったのに対して、瞋恚(イカリ)は、不愉快な対象を押しのけて排除しようとする反発力のエネルギー。欲望(貧欲)は、快感を与えてくれるものを「もっとッもっとッ」と引き寄せようとする引力のエネルギーです。

ですから、ひとくちに怒りと申しましても、日常語のいわゆる「怒ったぞ」といったものより、はるかに意味の広いものとお考えください。心の中に、少しでも押しのけようとする反発力が働いていますなら、それは「怒り」ということなのです。禅瞑想により心を観察していてわかりますのは、いわゆる「怒る」のも「妬む」のも「ケチる」のも「後悔する」のも「悲しむ」のも「さびしさ」も「不安」も「緊張」も、根はひとつ、怒りの煩悩エネルギーを燃料として生じている衝動だということです。そして、こういった負の感情に流されますたびに怒りの煩悩エネルギーの総量が増えますから、その燃料を使って、それ以降、ネガティブ思考に陥りやすい人格が形成されることになります。要注意!です。愚痴(まよい)の煩悩エネルギーは、集中力や没頭力を破壊しますから、デメリットがわかりやすいでしょう。貧欲(よくぼう)の煩悩エネルギーも、強烈な毒素として、わたくしたちの思考回路を歪ませますから、そういったデメリットをよく理解すれば、それを減らしてゆくモチベーションがもてるでしょう。煩悩の汚れを薄めて、麗(うるは)しき人格を磨いてまいりましょう。

「煩悩リセット稽古帖」より 

小池龍之介著 ディスカバー出版

月読寺住職

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