tomatoyoko.gif (61032 バイト)    阪神間(西宮市−甲子園界隈)の賃貸住宅 と分譲マンションのトラブル回避のヒント集、 マンスリー マンションを掲載. リンクフリー

 ホームインスペクター マンション管理士トマト マンスリーマンション リンク 生きるヒント集 更新履歴 掲示板 目次 Private

契約自由の原則
 

 

契約自由の原則
 
 1 意義 個人の契約関係は,契約当事者の自由な意思によって決定されるのであって,国家は干渉してはならないという近代私法の原則。契約を締結するかどうかについての自由(締約の自由),どのような相手方と契約をするかについての自由(相手方選択の自由),どのような内容の契約をするかについての自由(内容の自由),どのような方式による契約をするかの自由(方式の自由)がその内容であるとされる。⇒私的自治の原則
 2 機能 契約自由の原則は,私的所有権の絶対性,過失責任主義と並んで,近代資本制社会における商品交換の自由を保障する基本的な原理と考えられていた。しかし,資本主義が高度化するにつれて,個人意思の尊重は,結局,独占的な企業による社会の支配を意味することになり,契約自由の原則に対する反省・批判が強まっている。
 3 経済的弱者の保護 すなわち,労働契約において,契約自由の名の下に実はもてる者のもっていない者への支配が行われていることから,国家は,両者の実質的平等を回復するために労働諸立法をもって介入している。借地借家法・農地法などに定める賃貸借契約に対する国家の介入〔借地借家9・21・37,農地20〕もまた不動産の需給のアンバランスに由来する賃貸人・賃借人間の実質的平等を図ろうとするものである。
 4 大量的取引 また他面,資本制取引の大量化現象は,運送契約や保険契約などのような契約の画一化をもたらし,契約の一方当事者は他方(企業)の定める約款に拘束されるようになる(附合契約)。このように今日の契約には,当事者それぞれの自由な意思によってその内容が決定されているとはいえないものも多くなっている。
 5 締約強制など 内容の自由だけではなく,公益に関係のある事業などにおいては締約の自由が否定され(⇒締約強制),また,小作契約においては契約の書面を作ることが要求される〔農地25〕など,契約の自由はしだいに各方面において制限されてきている。
法 律 学 小 辞 典 第3版 金子宏・新堂幸司・平井宜雄 (C) 1999,有斐閣 CD版

過失責任主義
 
 損害の発生につき,故意・過失がある場合にだけ損害賠償責任を負うという原則。過失がない場合にも責任を負う無過失責任主義に対する。近代法は,個人の自由な活動を保障するため,原則として過失責任主義をとり〔フランス民法1382,ドイツ民法823(1),英米ネグリジェンス〕,民法709条もこの主義をとる。しかし,公害・交通事故・原子力災害など,近代科学・近代企業の発達に必然的に伴う危険については,過失責任主義は被害者に十分の救済をもたらさなくなった。そこで,これらの領域では無過失責任主義をとる立法が増えつつある。⇒無過失責任
法 律 学 小 辞 典 第3版 金子宏・新堂幸司・平井宜雄 (C) 1999,有斐閣 CD版